4年間で紹介したご飯のお供は660種類以上。 よくまぁここままで食べたもんだぁ。  この4年間、常に主役は[ご飯のお供]であり、その[ご飯のお供]に関わる作り手さんや売り手さんをチラッと記事中で触れることはありましたが、作り手さんや売り手さんをメインで紹介することは皆無でした。

しかし、2017年は作り手さんや売り手さんが主役、ご飯のお供が脇役という観点の記事にもチャレンジしていきます。

今回はその第1段企画!!

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●【メンチカツもいいけどぬか漬けはどう?】今話題の谷根千エリア 千駄木にある漬物専門店「やなぎに桜」

谷中商店が

どこか昔懐かしい街並みが残り美術館や歴史的建造物が点在し、今観光地としても注目を集める谷根千(やねせん)エリア。この"谷根千"の呼び名は「谷中」・「根津」・「千駄木」の3地域の頭文字からきています。

実は私おかわりJAPAN(@OKARARIJAPAN)は、昨年10月から2つ目の"根"の部分にあたる「根津」に住んでおります。 せっかく谷根千エリアという話題性のある場所に住んでいるので、谷根千エリアの魅力、、、というか美味しいものを紹介させていただきます。

谷根千エリアの美味しいもの…といえばやはり谷中ぎんざで食べるメンチカツでしょうか?

とりあえず、谷中ぎんざに来たらこれですね! ここのメンチカツも食べ飽きるくらい食べましたが…飽きない!!サクッとした衣の中からじゅわーと溢れる肉汁。油断している肉汁でやけどしちゃうぜ! 近くに酒屋があり、生ビールを提供してくれるのでビールを飲みながらのメンチカツが旨いんだな〜これが♪

おっと、メンチカツのお話しはここまで。 メンチカツもご飯に合うといえば合うが、「ご飯のお供」ではなく「おかず」。私が「おかず」を紹介したところで面白みがないのでやはり「ご飯のお供」を紹介したい思います。

谷根千エリア来たら、メンチカツもいいんだけど〜美味しい「お漬物」を提供してくれるお店に立ち寄ってみてはいかが??

それが今回紹介させていただきますお漬物専門店「やなぎに桜」(@yanaginisakura )です。
やなぎに桜

 

●やなぎに桜について


店主の柳沢さんです。東京築地の漬物卸問屋で漬け物キャリアをスタートさせて17年間勤めたのち、「本物の漬け物の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい!」という思いから、6年前にこちらのお店をスタート。今年で7年目。

"地域の方に愛されるお漬物屋"というフレーズがぴったり。取材中、インタビューしたり写真とったり一時間くらい店内におじゃまさせていただいたのですが、その一時間のあいだに次から次に常連さんが来ては、わき目もふらず決まった商品だけをパっと購入されていかれます。また中には明らかな店主目当てに来店されたご年配の女性も。 リピーターのお客様がしっかりついている漬け物。それだけ柳沢さんの目利きで選んだお漬け物の味と店主の人柄が支持されている証なのでしょう☆彡

こちらが店内の様子です。 ずらーっと並んだ日本全国からセレクトしたお漬物達!! 「いろんな漬物を食べてほしい」という店主の粋なはからいで、少量でも販売してくれるのが嬉しいポイント! だって今どき樽いっぱいに入った漬物なんて消費者は求めていないでしょう。 それよりも少量でいろんなお漬物を食べたいという消費者のニーズにこたえてくれています。

●この時期におすすめのお漬物


まずはこの時期(冬)に店主おすすめのお漬物がこちら山形県"三奥屋"の「雪菜」。雪の中で育つから「雪菜」というそうです。試食させていただきましたが、セロリのような食感にほんのり自然な辛味。 ご飯に合うお漬物ではないですが、素直に美味しいと言えるお漬物。

店主曰く「お漬物は西の京都、東の山形。山形県は漬物のレベルが非常に高い。」 。いや〜実は私もそれはずっと思っていたんですよね、山形県の漬物はずごいぞ!と。 やっぱりプロの目、、いや舌から判断しても美味しいんですね、山形のお漬物は。

 

●ご飯に合うお漬物

はいはい、ご飯のお供ファンのみなさまお待たせしました。やなぎに桜にあるお漬物の中で一番ご飯に合うお漬物を教えてもらいました!それがこちら↓↓

ど真ん中の直球ストライク!! 辛子たかな!!これは参った!確かに辛子高菜以上にご飯に合うお漬物があるのかと聞かれたら「No!」でしょう。
ただの辛子たかなやないで。肉厚で歯切れの良い福岡県みやま市瀬高の高菜を使用した余計な味が一切しない素直な味わいが特徴の高菜漬けです。

見切れてはいますが、左に置いてある高菜の油炒めは私も食べたことがあります。油炒め特有の油のクドさがなくさっぱり食べれる高菜の油炒めでした。

●不動の人気1位「ザーサイの浅漬」は必ず購入すべし!!


あったあったこれこれ。「やなぎに桜」へ来たらこの「ザーサイの浅漬け」はマストですよ、奥様。 私がこのお店を知ったきっかけもこの「ザーサイ浅漬け」がきっかけ!! もちろん私もいただき、すでにブログで紹介させていただいております。


私の個人的評価は最高の☆×5!! お店でも人気No,1商品だそうです。 それも納得。この商品を買いにくるだけでも十分に価値があります。

 

●人気情報番組「ヒルナンデス」でも紹介されたぬか漬け。

糠漬け
店主の目利きで仕入れてきたお漬け物もいいですけど、ぬか漬けも食べてもらいたい!! ほかの商品と違いこのぬか漬けは店主自らが店内で漬けていること。 店主の柳沢さんは漬物を見る"目利き"だけなく、"漬ける"ことにも優れた方なんです。
まさに漬物界の二刀流!!

なんとこの自家製ぬか漬けは、3年ほど前にお昼の人気情報番組「ヒルナンデス」でも紹介されたことがあるそうです

きゅうり・にんじん・白かぶ・大根の4種類。ではこのぬか漬たちの何がすごいかというと…。

(1)店内で店主自らが漬けているぬか漬け。


朝、近所の八百屋さんが届けてくれる野菜を丁寧に洗い皮をむき、カットします。


下ごしらえした野菜達をぬか床に漬けていきます。 このぬか床も店主が自らが作り管理されています!

「ぬか床」と聞くとどうしても"臭い"というイメージがついてきますが、このぬか床は臭さはなく、逆に芳醇な香りがしました。それだけしっかり手入れされているぬか床なのでしょう。

 

(2)塩は今流行っている「藻塩」を使用。しかも高クオリティー!
藻塩
ぬか漬けには塩が必需品ですが、やなぎに桜のぬか漬けは塩にもこだわっています。 今話題の藻塩を使っています。
とがった塩辛さがなく、まろやかで食べやすい塩です。 (以前、藻塩を使った「旨汐ひじき」というふりかけを紹介したことがあります。藻塩についてはそちらで詳しく記載しております。)

やなぎに桜で使われている藻塩にはこんなエピソードがあるそうです。…ある日、塩問屋の方がお店に営業に来られたそうです。 そのとき、店主の柳沢さんが「うちではこの藻塩を使っています。」と伝えて塩問屋の営業さんに試食してもらったところ「この藻塩はかなりいい藻塩です!これだけのクオリティーはなかなかお目にかかれない。驚きました!」と言われたそうです。

塩のプロもびっくりクオリティーの藻塩で作られたぬか漬け。

 

(3)安すぎる値段設定

「この値段でちゃんと儲けでるの?」と店主のことが心配になるレベルに安い。今東京は野菜高いですからね〜下手したら大根1本200円はしますよ〜。 ちゃんと手を加えて加工して高クオリティーの藻塩を使った4分の1サイズの大根のぬか漬け129円って!?
これぞぬか漬けの価格破壊!! 「価格破壊はドン・キホーテで起きてるんじゃない!千駄木で起きてるんだ!!」 
今までそれなりの種類のお漬物も食べてきましたが、これは本当に安い!!

(4)気になるお味は??
大根のぬか漬
自然な乳酸発酵による酸味。  日ごろ工業的な味つけに慣れた人にはもの物足りなく感じるかもですが、素朴でいい味です。
塩辛さも控えめでとても食べやすい。 ご飯と一緒に食べるにはちょびっと醤油や七味をプラスされてはいかがでしょう。

この味で1/4本 129円は安すぎる!!

春になり気温が上がってきたら、きゅうりの浅漬けを食べながら谷根千散策をやってみたい!やってみよう。

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●やなぎに桜の詳細情報&お取り寄せ情報

いかがでしたでしょうか?? 千駄木のお漬物屋「やなぎに桜」は。
場所の詳細情報はこちら↓↓

谷中銀座から徒歩10分もかからないのでぜひ。 なんやったら私が案内しましょうか?谷根千エリア含めて。w

首都圏に住んでいるけど谷根千エリアにはなかなかいく機会がない!地方だから行くことができない!!…ご安心ください、やなぎに桜オンラインショップもございます。 お取り寄せするなら上記で紹介した「ザーサイの浅漬け」と日本一の漬物にも選ばれたことのある「まぜちゃい菜」は外せないですね!

店舗同様にオンラインショップでも少量の単位で販売してくれる商品もございます。ぜひぜひいろんな種類のお漬物をお試しあれ。

お店の営業時間等ついてもオンラインショップにご案内が出ているのでそちらをご参照ください。
コンビニがあれば生活必需品のほとんどがそろってしまう便利な時代ですが、こういう"その道のプロがいる専門店"が家の近くにあるってのもうれしいこと。

それではこれからもおかわりJAPANをよろしくお願いします。
次はあなたの街のあのお店にいっちゃうかも!?

 

 

『山口恵以子のめしのせ食堂』1月24日発売

小説が先か、ご飯のおともが先か!?読んで満足&食べて満腹の“お取り寄せ情報付き”の新しい小説が誕生しました。『山口恵以子のめしのせ食堂』1月24日発売。

食堂と酒を テーマに した『食 堂のおば ちゃん』『婚活食堂』『ゆ うれい居 酒屋』 の3シリ ーズ
が累計で100万部を突破した小説家・山口恵以子さんとの共著。山口先生に10編の小説を書いてもらいました。
小説には実在するご当地ご飯のお供が登場!8ジャンル全40種類のご飯のお供を紹介しております。
ご飯のお供を長船クニヒコが監修。
小説と合わせて美味しいご飯のお供情報も楽しめる1冊です。

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