ご飯のお供の代名詞〜ふりかけ。
日本で最初にふりかけを商品化したと認定されているフタバの「御飯の友」。その元祖ふりかけ「御飯の友」が作られたのは大正2年(1913年)。
それ以降の約100年間、丸美屋の「のりたま」、永谷園の「大人のふりかけ」、三島食品の「ゆかり」や東京の「錦松梅」など数々の名ふりかけたちが日本国民の食卓を支え、そしてたくさんのおかわり!に貢献してきました。
現代ではご飯にかけるだけでなく、パンにかけたりパスタに和えたりなど便利調味料としても重宝されているふりかけ。
そんな私たちに身近で、なくてはならない存在のふりかけ。だけど以外と知らない「ふりかけ」の関すること。(知らなくても何不自由なく暮らせますからね。) この本にはふりかけの誕生から今に至るまでの足跡がソフトに綴られています。
▼お父さん世代は思わず涙!? 大手ふりかけメーカーの遍歴が紹介。
丸美屋を筆頭に永谷園や三島食品、そして元祖ふりかけメーカーのフタバのふりかけ誕生秘話や今までの商品遍歴が紹介されています。
昔懐かしい商品パッケージも掲載されていて、「小さいころに食べていたのりたまのパッケージやー!」と遠い日の食卓の記憶がよみがえること間違いなし。
▼お取り寄せしてみたくなる!!47都道府県のご当地ふりかけの紹介。
へぇ〜、こんなふりかけがあるんや!!というご当地ふりかけも紹介されています。 47都道府県すべての代表ふりかけです。
今流行りのソフトふりかけではなく、乾燥ふりかけがメイン。 47都道府県すべてのふりかけを制覇・食べ比べしたくなりますよ、きっと。
▼ちょっと残念な「手作りふりかけ」レシピ
途中に「手作りふりかけ」レシピのコーナーがあるのだか、、、写真のせいか全然美味しそうに思えないし作りたいとも思えない。 w
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そんなこんな「ふりかけの本」。 ふりかけの歴史について知りたい方には必須の入門書。 これを読むと毎日意識せずにふりかけているふりかけが少し違った存在に思えてくるかも。
知らなかったふりかけの新たな一面に気づいて、今までよりもちょっとでもふりかけのことが好きになってくれたら幸いです。
▼日本一のふりかけを食べてみよう。
せっかくなので「ふりかけグランプリ」についてもふれておきましょう。年に一度、ふりかけ発祥地の熊本県でふりかけグランプリという日本一のふりかけを決める大会が開催されます。
その大会で圧倒的な強さでグランプリを連続受賞している澤田食品という兵庫県のふりかけメーカーがございます。 澤田食品を代表するふりかけといえば「いか昆布ふりかけ」。なんと2連続でグランプリ受賞。そして今年2017年は同メーカーの「シャキット 梅ちりめん」がグランプリを受賞。
「ふりかけの本」を読み、ふりかけのへの関心が深まったら次は澤田食品のふりかけをどうぞ。
ほな、サイナラ〜♪